山形−秋田


つるおかユースホステル−道の駅なかせん 238.0km



今日のルートは、鶴岡市をスタートし、酒田市−新市庄(新庄温泉)−横手市湯沢市(小安峡温泉)−? の予定である。
で、酒田市。本間家旧本邸の駐車場を利用するつもりだったが、走行中に確認するとどうやらロープが張られて、時間外の利用ができないようだ。そのまま日和山公園へ。酒田の裕福な商人が文化人を招いた歴史があるらしく、多くの文学碑があるな。海から遠い場所に移築された洋式木造灯台や、池に閉じ込められたちょっと小さめの北前廻船がかわいそうだな。
駐車場は酒田市役所を使うことにした。市役所のトイレも利用したのだが、まだ8時20分くらいなのに暗い照明の中、多くの職員がバタバタしている。震災対応なのかもしれない。
まだ開館していないため、旧鐙屋、本間家旧本邸の外観だけを写真撮影。「本間様には及びもないが、せめてなりたや殿様に」っていうやつだが、まあでかかったな。残念ながら、塀の外からでは、武家屋敷と商家造りが融合した造作はよく分からなかったな。それと本間家旧本邸の駐車場、ロープは歩道との境界を明示するためのようで、一部にしか張られていなかった。
山居倉庫は、「おしん」のロケでも使われた場所だ。

「明治26(1893)年に建てられた、酒田米穀取引所の付属倉庫。米を高温多湿から守るため屋根を二重にし、庫内の地面をニガリで固めるなど、随所に工夫が凝らされている。」
趣があってよろしい。ここでは何枚も写真を撮影したぞ。案内板によるとおしんの像もどこかにあるはずなのだが、見付けることができなかったな(山居倉庫の近所の店の前に店が設置したと思われるおしんはいたけど、それのことじゃないよね…)。


さぁ、新庄温泉だ。国道から細い道を上がっていくと、旅館あぶら山だ! のはずだったのだが…

営業していないなぁ… 前日に公式ホームページも確認したのに…


気をとりなおして、横手市だ。「ふじわら」で横手やきそばだ。ふじわらは、営業時間が3時間のため、小安峡温泉へ行く前に来たのだ。

うまかった。豚のひき肉がよいかんじだったぞ。福神漬もよかったぞ。
酒田城址。なんだかほんまかいなという天守閣が復元されていた。画像では分からないが星型の家紋のようなものがあやしいかんじだったな。帰り道にマンホールの蓋を見ると、星印が描かれている。どうやら星印は横手市の市章のようだな。



横手市からちょっと後戻りして小安峡温泉へ。

小安峡温泉元湯共同浴場 山神の湯

小安峡温泉には2軒の共同浴場がある。1軒は、観光案内所の駐車場からもその建物を見ることができ、たいへん分かりやすい場所にあるだけでなく、最近リニューアルされたもので、施設も充実していそうである。
しかし、私が今回選択したのは、場所もちょいと分かりにくい山神の湯。道も舗装だれていないぞ。施設は画像を見れば想像できるだろう。無色透明の湯がどんどんかけ流しされている。
カランなんて一切なし。浴槽があるのみ(もちろん洗面器等はあるよ。)。脱衣所もそっけない造りだ。
この共同浴場については随分前に調べたので、すっかり忘れていたが、混浴なのだ。入口は男女別だが、中は混浴。貸切状態だったので気がつかなかったが、脱衣場側を見て、アレッ扉が多いなと思った瞬間に混浴であることを思い出した。平日の昼間に誰も来ないだろうとのんびりしていたのだが、30分ほど経過したころ、女性の脱衣場から物音が聞こえる。磨りガラスを通してだが、どうやらおばあさんのように見える。若い女性ならこちらが出るのを待つだろうが、おばあさんは入ってくるだろうな。おばあさんとの混浴もちょっときまずいのでさっさと上がった。
小安峡というくらいなので、渓谷っぽい景色も楽しめるようなのだが、遊歩道は雪、雪、雪…


実は、川原毛地獄大湯滝にも行きたかったのだが、冬期は道路が封鎖されている。
この時期に、ここら辺りに来るのは間違いもしれないねぇ…


大仙市、道の駅なかせんにゴール。