秋田 189.4km


道の駅なかせん−道の駅おおがた



道の駅なかせんは、ドンパン節の里である。道の駅の近くにあったコインランドリーの名前もドンパンランドリーだった。ドンパン節が秋田県の民謡であることすら知らなかったなが、それほどアピールする価値があるのだろうか。

このおじさんが作詞作曲した宮大工の高橋市蔵かもしれないが、開館の前に出発したので詳しいことは分からないぞ。


角館温泉。

事前の調査では営業開始は7時からだったが、12月から7時30分に変更されている。ただ待っていてもしかたがないので、角館をブラブラした。角館といえば武家屋敷と桜であるが、桜はまだつぼみで、まったく咲いていない。というわけで、武家屋敷、まず西宮家だ。西宮家は、近代は地主として栄えたといことなので、米蔵なんかがあって、武家屋敷という感じでもなかった。近くに新潮社記念文学館という建物があったのだが、新潮社の創業者が角館出身なのだ。別館(?)が土蔵風であったが、その扉が文庫本を開いたようなデザインで「雪国」が書かれていた。

さらに武家屋敷を探索しようとしたが、そろそろ温泉の営業開始時間が近付いてきたので戻ることにした。
角館温泉の浴槽は広かった。9m×3mくらいかな。そして浴槽の中に岩が配置されている。源泉かけ流しなのだが、この浴槽に対して十分な湧出量があるのか分析表で確認することを忘れていたな。まぁ、のんびりできたからいいか。
で、武家屋敷だ。

たそがれ清兵衛」のロケにも使われた、小田野家(のはず)。石黒家、青柳家等にも行ったが、萩の武家屋敷に比べると敷地が広いな。城下町にしては道も広くないか。まぁ、その程度の感想だ。しかし、土産物屋もはでな看板がなければそれらしい造りで、国選定重要伝統的建造物群保存地区だけのことはあるな。雨も降ってきたので、そろそろ秋田市へ移動しよう。


さて、秋田市だ。東北についてはガイドブックを購入し、観光の計画を練っているのだが、秋田市はたった1ページしか取り上げられていない。項目は、竿燈まつり、県立赤れんが郷土館、菓子舗榮太郎大町店、米カフェだ。とりあえずは県立赤れんが郷土館を見て、市街地をウロウロするつもりだ。

休館かぁ…
一気にやる気がなくなったな。そうは言っても昼食をどうにかしないといけない。もうファーストフードの店でもいいのだが、そんなの見掛けなかったしなぁ… 県庁か市役所の食堂にでも行くか、秋田らしい料理もあるかもしれないし、とちょっとだけ前向きに考えた。
県庁、特に秋田らしいものなんてないや。
市役所、秋田らしいものはなかったが、日替わりのA定食がトルコライスだったので、それにしちゃいました。

480円だったが、量が多かったな。わしには 2/3 くらいでよかったぞ。
秋田県庁も秋田市役所も食堂のメニューに秋田らしいものを加えて欲しいぞ。きりたんぽカレーなんてどうだ?
しかし、秋田市は道路の幅が広かったな。それと市役所の食堂に変な人がいた。ラーメンと丼物を注文して、随分速く食べ終わったなと見ると丼を半分くらい残している。で、またラーメンを注文して食べているのだ。タオルで鉢巻していることからして変だったけど、市役所の職員なのかしら。秋田市で印象に残っているのはそれくらいだ。


秋田市の観光が予想外に早く終ってしまったし、どうしよう。雨が降っているし、秋田市の市街地のショッピングールとかで時間をつぶすつもりだったのだが…
悩んでいてもしかたがないので、雨のことは気にせずに、男鹿半島に行くことにした。

ゴジラ岩ねぇ… 見つけることができなかったのでこんな写真を使っているわけだ。私の中では、地震で崩壊したことにしておこう。

入道崎、人っ子一人いやしない。とにかく寒いのだ。
なまはげ


男鹿半島なまはげが勢揃いしていたりするのだが、500円は高いな。なまはげのドキュメント映像がなければ絶対文句を言っている内容だな。
外に出ると雨に雪が混じっている。やはりこの季節に東北へ来るべきではなかったかな。こっちの方は桜も遅いが、花粉も遅くて、つらい日々をおくっているのだ。
別の施設だが、男鹿真山伝承館のなまはげの再現が休止だれているのは地震の影響なのかな(4月22日に再開って書いていたけど。)。そういえば、秋田市では地震で従業員が帰国したため休業中の中華料理屋を見たな。

国民宿舎 男鹿
寒くて写真を撮影する余裕もなし。もともと宿泊施設であるからなのか、カランの間隔もゆったりしている。これで、窓から海でも見ることができれば最高だな。源泉かけ流しで300円だし文句に今日の一等賞だ。
しかし、地元の人同士がしゃべっていると何を言っているのか分からないな。新潟までは問題なく理解できたのだが、今日は「700円」と「300円」しか分からなかったぞ。