岩手


道の駅やまびこ館道の駅厳美渓 296.4km



本日は本州最東端、とどヶ崎へ行く。途中、宮古を通過したが、テレビで見たとおりの光景だったな。瓦礫、傷付いた車や舟が道路のすぐそばにころがっている。余所者が写真を撮影するのも憚られたので画像はないが、そんな光景が続いているのを実際に自分の目で見ると本当に恐怖を感じるな。



ここから登山道を歩かねばならない。しかし、登山道が見当らない。津波の被害は想定していたのだが…

この階段がそうなのか?

登ってみると、階段の先は消失していた。
だめもとで来たので、本州最東端はすぐにあきらめ、遠野へ行くぞ。
途中、沿岸の地域では自衛隊員や自衛隊の車両を何度も見た。棒を持った自衛隊員が瓦礫の中にいたが、行方不明者を探していたのだろうか。

被災地にも桜は咲いていたのだが…


遠野市立博物館、とおの昔話村で遠野市柳田国男のお勉強。(遠野市立博物館の展示品の説明に「影写本」と書かれていたが、「影写本」の説明なしにそのへんのおおじさんおばさんには分からないだろうな。)

柳田国男

柳田国男がいなければ遠野市はここまでメジャーになれなかっただろう。


で、遠野ユースホステルに予約の電話をしたのです。当日の予約なので不安ではあったのですが、素泊まりなのでなんとかなるだろうと思っていたのです。沿岸部への道路状況によっては、遠野へ行く予定も変更せざるを得ないので、前日までに予約していなかったのです。YHの回答は「今日はもう満室です」。そんなはずはないやろ。現在、遠野市にいる観光客は私一人だと言い切れる。満室のはずがない。「前日までの予約しか受け付けていません」というのであれば納得するが、「今日はもう満室です」は嘘だとしか思えない。ちょっと嫌な気分になってきたので、かっぱ淵、さすらい地蔵、こんせい様だけチェックして花巻に行くことにした。

かっぱ


さすらい地蔵

こんせい様は、イラストマップでは場所が分からなかった。
かっぱ淵もさすらい地蔵もたいしたことなかったな。やはり遠野は柳田国男だな。
運動公園には自衛隊の車両やテント、河川敷には自衛隊のヘリコプターを見た。こんな時に、私はフラフラしていていいものなのかということをちょっとだけ考えたな。


宮沢賢治はもういいだろう。賢治の作品は読んだことはあるが、ファンというわけではないし、無料ならば見るが、金を払ってまで見ようとは思わない。

花巻温泉蓬莱館、390円。平日の昼間だというのに次から次に客が来るなぁ…


次の日のために一関まで移動。
そろそろ洗濯しなきゃならないのだが、コインランドリーのあるYHはこのあたりにはないんだよなぁ…