長崎−佐賀


石岳展望台駐車場−道の駅吉野ヶ里 259.4km



佐世保は米軍基地があるせいか、九州の他の街とはちょっと違った感じがするな。



本土最西端 神崎鼻

佐世保の市街地からは少し離れているが、離合困難な道路もなく、駐車場のすぐ隣には民家もあるような場所で、アクセスは非常に容易だ。

近くの公園には日本地図があり、本土の四つの端っこが表示されている。

画面ではちょっと分かりにくいが、全体は曲面になっている。どれほど正確なのか知らないが、小さな地球儀よりよほど地球は丸いということを感じることができたな。

小佐々行政センター(佐世保市と合併する前の町役場)で「日本本土最西端訪問証明書」を入手。簡単なアンケートに答えるだけで、無料であったが、切手もおまけで付いている。「到達」ではなく「訪問」であることが惜しい感じだが、それほど苦労することなく行けたのだから「訪問」でいいか。



平戸城

平戸について、鎖国前には国際貿易港だったことと、「甲子夜話」の松浦静山平戸藩主ということくらいしか印象になかったが、平戸城に設置された案内板を見て吉田松陰が山鹿流兵学の宗家を訪ねていたことを思い出した。三浦安針の墓も平戸にあるのか。さらに、案内板を見ていると明治天皇の祖母の中山愛子の像が!(中山愛子の名はその時始めて知ったのだが…)

天誅組中山忠光明治天皇の叔父であるが、幕末、長州藩支藩である長府藩において暗殺されている。忠光の母は愛子で、平戸出身だったのかと思いつつ説明を読むと、愛子は松浦静山の娘だった。忠光の曾孫の浩はラストエンペラー愛新覚羅溥儀の弟である溥傑に嫁いでいるわけだが、松浦静山にまで繋がっていたとは知らなかったな。



聖フランシスコ・ザビエル記念教会

道に迷ってしまったが、ザビエルも山口に縁がある人物なのでとりあえず行っておいた。マリアが現われたというルルドの泉が再現されていたのがなんだか怪しい感じだったな。


道に迷うし、オランダ商館跡は工事中のようだったし、めんどうになってきたので、石橋である幸橋を撮影して松浦方面へ移動を開始した。



松浦党関連のモニュメント@途中の道路公園

昔々、松浦漬のTVコマーシャルをよく見たものだが、調べてみると松浦漬は松浦ではなく唐津市呼子名産だったのだな。松浦漬の看板くらい掲げられているのではないかと思っていたが、どうりでまったく見掛けなかったわけだ。



名護屋城

名護屋城跡も見たことがないから、見ておこうと思っただけなのだ。



熊ノ川温泉 熊ノ川浴場

付近の道路が工事中でどこからどう行けばよいのか分かりにくかったな。料金は受付の時間によって変るのだが、15時からは500円(15時までは700円、17時からは300円)。高いと思ったが、評判の良い温泉なので入ることにした。

もともと源泉の温度が低いのだが、加温なしの源泉槽もある。画像の右側の浴槽だが、他の施設でありがちな小さな形だけの源泉槽ではなく(それでもないよりましだが)、多きな浴槽で太っ腹なかんじが好ましいな。まぁ、冬はちょっとつらいかもしれないが…
よい温泉でありました。


ガイドブックの返却期限も近づいてきたが、これからの計画はどうしたものかのぅ…
天草には行きたいのだが、移動距離と天候を考えると無理みたいだし…