ウトナイ湖は、日本で４番目のラムサール条約登録湿地だ。とはいえ、見た目はそれほどありがたみがある湖だとは思えないな。まだ開館していない時間だがウトナイ湖野生鳥獣保護センターの建物の前に行くと、自然観察路が整備されていることが分かった。その一部、バリアフリー区間の４００ｍ弱を歩いたが、やはりどうってことのない湖だな。
それと、道の駅の駐車場の近くの森の中で見たのは犬ではなく狐だと思うのだが、キタキツネ？
車で移動するにあたりまずは給油だ。宇佐美のサービスステーションへ行き、ユーザーカードと一万円札を渡し「五千円チャージ、レギュラー満タン」と言ったのだが、一万円すべて入金されていた。少しイラッとしたが、北海道の道はスピードを出しがちだというし、こんな状態で運転して事故を起こしてはいかんと思い直して気持を落ち着けた。
支笏湖へ行くことにした。国道３６号から国道２７６号へ入ると、道の両側に森が広がっている。街から少し離れただけで自然がいっぱいで、やはり北海道だな。道もまっすぐに伸びている。
支笏湖温泉に到着した。時間が早くて管理人がいないので確認できないが、駐車場はすべて有料のようだ。４００円は高い。とりあえず北海道三大秘湖であるオコタンペ湖まで進むことにした。支笏湖温泉をぐるりと周回する計画なのだ。
ところが、道道７８号は途中で通行止めになっていて、しかもオコタンペ湖の駐車場も展望所も利用できないというではないか。
時間はあるので、オコタンペ湖まで行き様子を見ることにした。オコタンペ湖の付近が整備のために工事中であったが、工事区間のぎりぎりの際から湖を見ることができた。湖まで降りていくことはもともとできないようだし、工事車両しか通行していないにせよ路上駐車を続けるわけにもいかないし、写真を何枚か撮影しただけで先へ進むことにした。
野鳥の森への案内標識を見て、野鳥の森の手前に支笏湖の展望台があるという記載をどこかで見たことを思い出した。道を進むと休暇村があり無料の駐車場もある。支笏湖まで遊歩道もある。
支笏湖は国内第二位の深度であり、面積では琵琶湖の 1/9 だが、貯水量では琵琶湖の 3/4 だそうだ（第一位はどこだろう？）。透明度の高さも有名だが、ほんとうにきれいだった。これだけの湖を前にして「ほんとうにきれいだった」と小学生程度の感想しか言えないのもいい大人として情無いような気もするが、まぁ気にしないことにしよう。
苫小牧に同じ敷地にコインランドリーがあるセイコーマートを見付けていたので、一旦苫小牧に戻ることにした。時間に余裕があるうちに洗濯をすませておく作戦なのだ。ほどよいサイズの洗濯機はすべて使用中だったので洗濯はあきらめた。この先、このようなタイプのコインランドリー（というかセイコーマート）があるといいのだが…
ほうじ茶の入った湯呑みではなく、温泉の湯が入った洗面器。モール泉なので褐色なのだ。
測量山から製鉄所
室蘭八景 マスイチ
祝津公園展望台から白鳥大橋
