旧暦2017年問題

旧暦といえば、2033年問題が有名だが、来年、2017年にも問題が生じる可能性が指摘されていた。だが、しかし…

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「カレンダー『2017年問題』大安が仏滅に? ブライダル業界大慌て ...」
「2017年の旧暦2月はいつから始まるか――。実はカレンダーによって来年の『2月26日』と『2月27日』に分かれています。いずれの立場を取るかによって、来年3月に六曜の『大安』と『仏滅』が入れ替わる週末もあり、ブライダル業界などが対応に追われています」
「そもそも六曜とは、旧暦の1日を起点に先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口を当てはめたもの」
国立天文台天文情報センターによると、現時点での計算では、2月に新月を迎える時間は何と『26日午後11時58分』。これを『26日に旧暦2月1日を迎える』と見なすかどうかで六曜の配当が異なっていたわけです」
公益社団法人 日本ブライダル文化振興協会の担当者は、「『毎年2月の最初の官報で、国立天文台から翌年の暦要項(れきようこう)が発表されるので、新月の日を正確に確認できるのはその時となります』と話しています。ただ、あくまでも旧暦は日本では廃止されているもの。現在は国など公的機関のお墨付きを得た公式な旧暦は発行されていません。協会の担当者は『どちらの解釈が正しいというわけではありません』と強調していました」
一般社団法人『日本カレンダー暦文化振興協会』(暦文協)事務局の松原順さんも『暦文協では独自の暦計算で26日を旧暦2月1日とします。ただ、明石を基準とするか京都を基準とするかなど、暦には色々な解釈はありうる』と説明。」

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これは暦法の解釈の問題ではなく、朔の時刻を独自に計算した結果が26日24時以前と27日0時以降とに分かれただけの話だろう。月の朔望周期は変動するので異なる結果が出てもしかたがないことだと思う。


六曜は解釈次第でどうにでもなるいいかげんなものだと印象付けようとして書かれた記事ではないかという気がする。
関係者の話も都合のいい部分だけ切り取られたりして歪められた可能性もあるんじゃないかな。