LINE、日米で上場へ 信用力向上狙い7月にも

LINE、日米で上場へ 信用力向上狙い7月にも


LINE のIPOだが、マネックス証券が幹事団に加わるかに注目している人がいる。LINE にはマネックス証券を恨んでいる人が多いはずなので、幹事にはなれないだろうというのだ。
最初は何のことかわからなかったが、「元ライブドア」の一言ですべてが理解できた。


LINE は元をただせばライブドアが買収されたものであり、社長は元ライブドアの社長、社内には元ライブドアの社員が多いらしい。
マネックス証券は、10年前、ライブドア強制捜査が入った日の昼休みにライブドアグループの掛け目をゼロにした(取り引き終了後でもなく、顧客に十分周知もせずに)。
信用取引では、証券会社から株式や現金を借りて売買するが、当然、借りたものは返さなければならないし担保や金利の負担が必要になる。現金だけでなく株式も担保にすることができるが、担保価値は現金より低く評価される。例えば、前営業日の株価の7割を担保価値として認めるというように。それが掛け目だ。ライブドアグループの銘柄を担保に差し出していた人々は、担保価値が突然ゼロになったので、代わりに現金を差し出さねばならなくなった。現金がなければ保有している株式を売って現金を用意する、株式が売られると株価が下落する、株価が下落すると株式が売られる、株式が売られると… というわけで、暴落が引き起こされた。だから、ライブドア・ショックではなくマネックス・ショックと呼ぶべきだとも言われる。

ライブドアの子会社だったターボリナックスの社長の発言。「今回、このような突然の制裁とも言える処置を受けたことは一生忘れません」「これは少なくとも私の常識ではあり得ないですし、はっきり言ってマネックス証券は証券会社としての資格も品格もないと思います」恨みは深いようだ。


マネックス証券の松本社長とテレビ東京の大江アナウンサーの結婚が報じられた時も、大江アナウンサーのファンは「マネックス・ショック」と揶揄されていた。一般の投資家の間でもマネックス証券の仕打ちは決して忘れられることはなく、語り継がれていくのだろう。当然である。