東京ドーム、36万円の指定席

最後の部分を見ただけだが、NHK の番組で東京ドームが取り上げられていた。
東京ドームといえば、2012年の株主優待、36万円の巨人戦の指定席だ。


株主優待を獲得するには権利確定日に株主名簿に記載されている必要がある。
・権利確定日の翌日(権利落ち日)には株価が下落することが多い。株主優待だけを目的に株式を購入すると、優待の価値よりも損失が大きくなることがある。
信用取引の売り注文と現物取引の買い注文を同時に行うクロス取引でそのリスクを避けることができる。
信用取引には、制度信用取引と一般信用取引がある。
制度信用取引では、貸し出す株式が不足すると手数料を払って機関投資家から株式を借りることがある。
・その場合、信用売りした者は逆日歩を負担する必要がある。
逆日歩が発生するのかしないのか、逆日歩がいくらになるかは事前にはわからない。


で、その時の東京ドームの逆日歩が6円。優待の内容は株式数によって変わるが、巨人戦指定席Aが6万株。つまり36万円の指定席。当時の主催ゲームの試合数やチケットの料金は知らないが、その都度チケットを購入した方が安そうだ。土曜日、日曜日が間になかったので1日分の逆日歩ですんだのは不幸中の幸いというべきか… ところが、翌月さらに追い打ちをかけるできごとが起きた。その年から優待を利用する際に本人確認が必要となり転売ができなくなったのだ。
転売目的の優待取りを潰すために、東京ドームは機関投資家と示し合わせたのだろう。


東京ドームで特大被弾、巨人戦指定席のタダ取りがMAX36万円の高級観戦に
東京ドーム株主優待で第二の悲劇、巨人戦指定席が本人確認必要で転売不可に