内部留保を賃上げに使うな

企業ため込む「内部留保」過去最高 従業員賃金に利益回らぬ現状

企業がため込んでいる利益を示す「内部留保」が過去最高に達している。先行きが見えない海外経済などのリスクに備えているためで、その分、従業員の賃金に利益が回らないのが現状だ。1〜3月期の国内総生産(GDP)改定値は小幅に上方修正されたが、GDPの6割を占める個人消費の底上げには賃上げが欠かせず、景気回復の足取りは重いままだ。(後略)

                                                              • -

会社は法人だから法的には人であって「もの」ではない。したがって会社は株主のものではないと考えている。税引き後の純利益が株主のものだ。純利益から株主への配当金を払った後の残りが内部留保なのだから、内部留保も株主のものだ。株主にとって配当金として受け取るよりも会社が再投資した方が効率的だという理由で内部留保は認められるものだ。内部留保を賃上げに使うなんてとんでもないことだ。
適正な人件費を支払ったためにコストが増加し、その結果利益が減少するのは当然のことだ。内部留保が多い少ないとは関係なく賃上げを要求すればよいではないか。


「企業がため込んでいる利益」って悪い印象を与えようとしていないか?


内部留保は現金で存在するとは限らない。土地や工場などの資産で存在することもある。賃上げのために工場を売り払ったら従業員が余ったので解雇した、ということにはならないのだろうか? 知らんけど…