シミュレーション 日本版ダウの犬

ダウの犬は、ダウ工業株30種平均を構成する30銘柄のうち配当利回りが高い上位10銘柄に均等に投資する。しかし、日本では売買単位が100株のことが多く10銘柄に均等に投資すると多くの資金が必要になる。資金が少ない場合、10銘柄のうち株価が低いものから5銘柄を選ぶというダウの小犬と呼ばれるバリエーションがある。
というわけで、今回のシミュレーションではダウの小犬を参考にして、TOPIX CORE30 を対象とする。2016年のNISAの非課税投資枠を利用するという設定で、投資額は120万円。 1銘柄の株価が3千円くらいと考えて配当利回りが高い上位10銘柄から株価が低い4銘柄を選ぶ。
27日午前の終値配当利回りは以下のとおり。

株式の受渡日は3営業日後なので2016年のNISAの非課税投資枠を利用するのであれば12月27日15時までに約定する必要があるというだけで、ダウの犬を始めるタイミングが27日でなければならない理由はない。
配当利回り上位10銘柄を株価でソートして、みずほフィナンシャルグループ日産自動車三井物産、NTTドコモを選択した。

銘  柄 株  価 配当利回
みずほFG 216.9 3.46%
日産自動車 1,198.0 4.01%
三井物産 1,640.0 2.99%
NTTドコモ 2,674.5 2.99%
KDDI 2,970.0 2.69%
キヤノン 3,418.0 4.39%
JT 3,925 3.26%
三井住友FG 4,620 3.25%
武田薬品 4,877 3.69%
東京海上保険 4,861 2.78%
資金に余裕があり5銘柄を選択するのであれば、分散投資のため情報・通信業からはNTTドコモのみを採用し、KDDIの代わりにキヤノンを採用することも考えられる。
150万円くらい入金しているのであれば「いくらでもいいから買います」という「成行」で注文できるが、120万円しか入金していないのであれば「この価格以下なら買います」という「指値」で注文する。午後の取引は12時30分からだが、その前であっても注文の状況は「板」で確認できる。画像はみずほFG。板を見ると、午前の終値では約定しないだろうが218円以下で約定しそうだ。

みずほFG 218円 1,100株、日産自動車 1,205円 300株、三井物産 1,645円 200株、NTTドコモ 2,680円 100株で買い注文を出す。買付余力は、1,198,300円が必要。
「いくらでもいいから」は「ストップ高でもいいから」ということなので、その日の制限値幅の上限の資金が必要になる。前日の終値が2千円以上3千円未満なら値幅は500円なので、単元が100株であればおよそ5万円くらい余計に必要になる。
後場始値は、みずほFG 217.7円、日産自動車 1,188円、三井物産 1,638円、NTTドコモ 2,671.5円で、すべて指値を下回っている。指値は「この価格以下なら買います」という注文なので、始値で約定する。代金は合計で1,190,620円。
ダウの犬は1年間ほったらかしにするのだが、毎月最終営業日にどんな感じか報告する。
12月30日現在の成績は以下のとおり。19,450円の含み損。
銘  柄 取得単価 現 在 値 保有株数 評価損益
みずほFG 217.7 209.8 1,100 -8,690
-3.63%
日産自動車 1,188.0 1,175.5 300 -3,750
-1.05%
三井物産 1,638.0 1,607.0 200 -6,200
-1.89%
NTTドコモ 2,671.5 2,663.0 100 -850
-0.32%