【独自】FNN直撃に前理事長「なぜ謝罪?」 東京医科大不正入試

臼井前理事長は、女子の合格者数を抑えてきたことについて、医師の職場環境などを理由に一定の合理性があったと釈明した。


医師の職場環境は大学が入試において考慮するような問題ではないだろう。 もし、女子の合格者数を抑えることに合理性があるのなら(そうは思わないが)、大学入試ではなく、医師国家試験で行うべきではないか、という気がする。
運転免許試験は90点以上の得点であれば誰でも合格する。受験する人数も平均点も関係ない。しかし、国試はそうではないようだ。必修問題は絶対基準で8割以上の正答が必要だが、一般問題及び臨床実地問題は相対基準らしい。医師として必要な知識の有無を確認するための試験であれば、一般問題も臨床実地問題も絶対基準で判断するべきだろう。
相対基準といっても、上位何パーセント以内であれば必要な知識が不足していても合格するというわけではないだろう。しかし、もし、試験の成績ではない例えば医師需給といった政策的見地から合格者数を調整することが許されるのであれば、医師の職場環境が考慮されても良さそうな気がする。国民に必要な医療を確保するためにはそれは仕方がないといえるかもしれない。
なお、そうあるべきだ思っているわけではない。