藤原道長が「この世をば…」詠んだ満月から千年 どう見える


現在の日付を旧暦に換算して過去から経過した時間を算出するパターンって多いのかな?(旧暦をグレゴリオ暦に換算して、というにはよくあると思うが…)
ちなみに、寛仁2年10月16日は西暦(ユリウス暦)では11月26日らしい。朝日新聞「ちょうど1千年後の満月が23日夕、昇った。栄華を極めた藤原氏の時代は移り変わったが、望月はなお欠けることなく地上を照らし続けている」と書くが、「ちょうど」というのはちょっと違うと思う。 太陰暦でなければ満月の日付はずれてしまうので仕方がないとは思うが、なんだかモヤモヤする。
また、「望月はなお欠けることなく…」も違うだろうと思う。京都新聞によると「今月の満月は23日に日付が変わる頃に迎える」そうなので、23日の夕方の月はほんの少し欠けているはずだ。そもそもだが、朝日新聞は歌の解釈を誤っているのではないかという気がして仕方がない。