昔昔亭桃太郎

NHKのテレビ、ラジオに昔昔亭桃太郎の出演が続いている。12月3日 日本の話芸「ぜんざい公社」、8日 真打ち競演「石原裕次郎物語」。どちらもつまらなかった。
ぜんざい公社、若い人にも聞いてもらうのであれば、まくらで公社について説明するべきだろう。現在なら別の視点からお役所仕事を批判できると思うのだが、工夫もせずにそのまま古いネタを繰り返している印象だ。
石原裕次郎物語、若い人にも聞いてもらうのであれば、もっと別のネタを選ぶだろう。聞いてもらいたいのではなく、自分が歌いたいだけだと思う。ぜんざい公社でも、歌うと扉が開くというむちゃくちゃな設定で歌っていた。
桃太郎の時代が終わったわけでなく、桃太郎が僕たちと歩こうとしないだけかもしれないが、NHKは一体どういうつもりなのだろうと思っていた。で、番組名を確認するためネットで調べた時に知ったのだが、2日のラジオ深夜便話芸100選でも「石原裕次郎物語」を放送していた。本当にNHKどういうつもりなのだろう?