キツネ、エキノコックス

「近くの教育大学の取組みのおかげで、教育大学の近くのキツネはエキノコックス持ってないらしい・・・!」ってどういうことなのだろう?
「北海道教育大学釧路校構内におけるキツネとの共生への試み」という資料を見つけた。
知らぬ間にキツネのフンに触れるとエキノコックスに感染するリスクがある。感染予防で気を付けなければならないのは、キツネではなくキツネのフンだ。駆虫効果のある餌を与えてキツネの体内のエキノコックスを駆虫すれば、キツネを駆除せずに共生できる… ということらしい。
資料を読む限り、エキノコックスを持ってない、というわけではなさそうだ。駆虫効果のある餌を食べているかどうかは、キツネを見ただけではわからないだろう。他のエリアから入り込んできたキツネかもしれないし、エキノコックスに再感染したキツネかもしれない(道立衛生研究所の職員によると「駆虫薬を使うとキツネに感染している虫を殺すことはできるのだが、再びエキノコックスに感染した野ネズミを食べると再感染してしまう。1度免疫すると効果が持続するワクチンのような継続的効果を上げることは難しい」そうだ)。「キツネと仲良くなりたい受験生は釧路へ!」なんて書いているが、大学のキャンパス付近でも比較的リスクが低いという程度の話だろうし、キツネに触れたりするのは危険だと思う。
で、疑問に思ったのは、野生動物に餌を与えても良いのだろうか?