春分の日に反対します

日本の市場は休場が多すぎると何度も書いているが、春分の日はいらないだろう。昼の長さも夜の長さも休む理由にはならないと思う。祝日法では春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」と定義されているが、なぜその日に讃えたり慈しんだりする必要があるのかわからない。むしろそれは毎日でも行うべきことではないか。


そんなことをぼんやり考えながらその他の祝日についても確認したが、建国記念の日の 「建国をしのび、国を愛する心を養う」が気になった。建国を偲ぶって、何をどうしろというのだろう。「祖先をうやまい、なくなつた人々をしのぶ」(秋分の日)ならまだわかる。具体的な故人を偲ぶのはわかる。しかし、建国ですよ、建国。建国って何をイメージするのですか、日本の場合。卑弥呼ですか、明治維新ですか。建国よりも宇宙のビッグバンをイメージする方が容易ではないだろうか。