「エレベーター設置はミス」安倍首相の発言が名古屋城復元問題に飛び火

1日、名古屋城の木造復元を目指す名古屋市の河村市長は、「総理は、『日本の文化・伝統を大事にしなければならない』という気持ちで言われた。大阪は大阪で決めてもらえればいいが、名古屋城は、エレベーターを付けるなら復元しない方がいい」(名古屋市 河村たかし市長)あくまで史実に忠実な形での復元が重要だと強調しました。


史実に忠実な形での復元にこだわるのなら、当然、電気設備も、電気を使用する機器も復元された天守閣には存在しないのだろう。


国宝だった天守閣は、建築基準法第3条第1項第4号「第一号若しくは第二号に掲げる建築物又は保存建築物であつたものの原形を再現する建築物で、特定行政庁が建築審査会の同意を得てその原形の再現がやむを得ないと認めたもの」に該当するので、建築基準法は適用除外ということになるのだろうか? もしそうであれば、耐震などについての最新の知見も考慮せずに史実に忠実な形で復元するのだろうか?