押印廃止

はんこ廃止、御璽は対象外=河野行革相
河野太郎行政改革担当相は2日の閣議後記者会見で、自身が主導する行政手続きの押印廃止に関し、天皇陛下の公印である「御璽」は対象としない考えを示した。御璽は詔書や法令公布文、認証官の辞令などに押されるもので、河野氏は「天皇陛下の国事行為だ」と理由を説明した。


国事行為? 本当にそう言ったのかな?
法律等の公布はたしかに国事行為だが、御璽の押印はただの慣例だろう。河野は新閣僚就任会見を前例主義、既得権、権威主義と批判していたが、御璽なんて前例主義、権威主義の最たるもので真っ先に廃止すべきではないか。いったいどこまで本気なのだろうと疑問に思う。ただ目立ちたいだけ?


念のために御璽の押印の根拠となる法律の有無を確認したのだが、wikipedia によると、「公式令は1947年(昭和22年)5月3日の内閣官制の廃止等に関する政令(昭和22年政令第4号)により廃止され、その後これに代わる法令はないが、国璽・御璽の用例など公式令に定められた事項は慣例により踏襲されている」そうだ。なお、この公式令の読み方は「くしきりょう」ではなく「こうしきれい」だった。