図書館で「生きものの記録」を借りたのだ


当時35歳の三船敏郎が70歳の老人を演じた。
加齢のため、志村喬は本作を最後に黒澤作品における主役級を降板した。

「お父さん、命、命と言いますがねぇ、人間、誰だって、遅かれ早かれ死ぬんじゃないですか。そう考えれば水爆の放射能も…」
「死ぬのはやむをえん。でも、殺されるのは嫌だ。」