鉄オタ崩れの「珍撮団」には億単位の損害賠償を求めるべき…鉄道ライターが「スシローに学べ」というワケ

https://president.jp/articles/-/71385

「列車を停めれば多くの鉄道利用者が時間を奪われる。定時運行は鉄道輸送の信頼の源泉だから、鉄道事業者は顧客の信頼を失っている。そこに気付かないのか。こうした被害は簡単にお金に換算できるものではないが、数百万円や数千万円では済まないだろう」と述べ、事業者は迷惑行為に対して賠償を請求すべきと主張する。人件費とか遅延による特急料金の払い戻しとかなら理解できるのだが、信頼を失ったことの賠償って請求できるのだろうか? 

無形の損害についても賠償は認められることがある。しかし、地震、台風、人身事故、何があっても運休なんてありえず一分一秒の遅延もなく定時運行を死守していたのであれば顧客は鉄道輸送に絶対的に信頼していただろうが、そうではないだろう。程度の問題だと思うのですが、失うほどの信頼ってあったのですかね?

そもそも、遅延した場合に特急料金の払い戻しはあるが運賃の払い戻しはないというのは、JRは普通列車の利用者には必ずしも定時運行は約束していないということだろう。それにもかかわらず、信頼を失ったと主張できるのだろうか?