事故で車いす生活の「仮面女子」猪狩さんが国提訴「看板を数十年放置」

国から「湯島聖堂」の管理を委託されている団体とは和解が成立していますが、猪狩さん側は倒れてきた看板について「公の建造物で数十年間管理されないまま放置されてきた」と指摘し、「管理を団体に委ねていたとしても国の瑕疵が否定されるものではなく、国は損害賠償の責任を負う」として、国を相手取り、治療代や慰謝料などあわせて1000万円の支払いを求める訴えを起こしました。
「管理を団体に委ねていたとしても国の瑕疵が否定されるものではなく、国は損害賠償の責任を負う」という理屈がよく理解できない(「国の瑕疵」というのも変な言葉だと思うが、これは記者の責任だろう)。団体に管理を委託する前から瑕疵が存在し、通常の維持管理においてはその瑕疵に気がつかないし想定することもできない、というのであれば国に責任があるかもしれないと思うが、そういうわけでもなさそうだ。訴訟の結果が気になる。