ワシントン誕生日

2月18日は Washington’s Birthday のためニューヨークは休場、3連休だ。初代大統領であるワシントンの誕生日は22日だが、Washington’s Birthday は2月の第3月曜日、つまり15日から21日までのいずれかとなり、けっして22日にはならない(1971年まで2月22日が休日だったらしいが)。Presidents’ Day とも呼ばれるのはそのためなのかと思ったが、その呼称は非公式のもので、12日生まれのリンカーンを共に祝う趣旨らしい。
さて、日本語では「ワシントン誕生日」と訳されているようだが、ダウ平均を伝えるマスコミは休場をどのように説明するのだろう。株にも為替にもそしてアメリカにもたいして興味がなければ「ワシントン誕生日」が初代大統領のことだとすぐにはわからないだろう。だからといって「初代大統領ワシントンの誕生日」でも22日ではないので不正確だ。「初代大統領ワシントンの誕生日を祝うため休場」を推しているが、ちょっと長い。非公式であっても「大統領の日」を採用するのが無難ではないだろうか。でも、大統領というとトランプの印象が強すぎてなんだかなぁ… という気もする。
Martin Luther King, Jr. Day を「birthday」がまったく含まれていないにもかかわらずキング牧師の誕生日と伝えた天下のNHKはどうするのだろう?


ニューヨーク市場は祝日のためお休みです」だった。