乳腺外科医への無罪判決

医師無罪判決、わいせつ被害訴えた女性「どう立証すればいいのか」会見で涙
女性の代理人をつとめる上谷さくら弁護士は「判決は、非常に雑な事実認定で驚いている。病院側が、被害者の証言だけで、逮捕・起訴した事件と喧伝しているので、そのような事件と誤解されているが、客観的証拠があって逮捕に至っている。遺憾に思う。この事件で無罪になるなら、性犯罪は立件できない」と話した。


客観的証拠とは、DNA鑑定のことだろう。しかし、鑑定は、作業過程をメモしたワークシートはあるがデータ自体は破棄され、そのワークシートも鉛筆書きで何か所も消しゴムで消され書き換えられ、試料の残りは破棄されて再鑑定ができない、非常に雑なものなのだ。そんな鑑定で有罪にされるのはいくらなんでも無茶だろうと思う。弁護士は依頼者の利益のために最善を尽くすべきものなかもしれないが、「この事件で無罪になるなら、性犯罪は立件できない」という発言はありえないだろう。第三者の立場であっても同じことを言えるのだろうか? ポジショントークだとしても、それによって依頼者は引く返せなくなって、さらに不幸になるだけではないかな?


上谷さくら弁護士は「なかなかファンキーなことをおっしゃる方」だそうです。