旅行で教授が感染 卒業式中止

郡山女子大では出張や旅行で2日以上、地元を離れる際は事前の届け出が必要だが、教授は連絡せず、14日に保健所から連絡があって大学は今回の旅行を把握したという。関口学長は取材に「卒業生は晴れ着を準備して卒業式を心待ちにしていたのに」と怒りをあらわにした。


「大学側に無断でエジプト旅行をした」… なぜ大学側にいちいち断らねばならないのだと思ったが、許可ではなく届け出でしかも海外ならぎりぎりセーフかもしれないと考えた。しかし、記事を読むと「出張や旅行で2日以上、地元を離れる際は」と書かれていて驚いた。他の教職員もきちんと守っているとは思わない。学長も守っていないかもしれない。
教授が事前に届け出ていたとしても、旅行を中止させることはできなかっただろうし、中国でも韓国でなくエジプトなので帰国後に自宅待機を命じることもなかっただろう(2月21日から3月1日まで旅行、2日に帰宅、エジプトで初の死者について発表されたのが8日、エジプトの感染者は3月2日まで2人だった)。
旅行の事実を把握できなかったので対応が遅れた、悪いのは教授であって自分には責任がないと言いたいのだろう(だから本当は届け出がなかったことを喜んでいるかも)。自分が批判されないように教授をスケープゴートにしたのではないかな。卒業生のことを持ち出して怒りを表したのも、あざとい、ひきょうという印象だ。(卒業式の意義についてさまざまな意見があるだろうが、「晴れ着を準備して…」ってポイントがずれていると思う)


「エジプトにおける新型コロナウイルス関連情報」在エジプト日本大使館