後志支庁


道の駅みなとま〜れ寿都−スペース・アップルよいち 155.9km

道の駅みなとま〜れ寿都も圏外である。圏外であるとなにが一番困るかというと、ブログを更新できないことではなく、次の日の予定が確定しないことだ。旅に出る前に行きたい温泉を地図に書き込んでいるが、前日にネットで営業時間及び料金を確認し、いくつかの候補の中から行くべき温泉を決定している。さらにナビに入力するために電話番号を調べて一安心というわけだ。
さて、ブログの原稿を用意して、圏内を目指して出発なのだ。

ケータイで willcom の電波状況を確認しながら走行していると原子力関係の施設(防災のための施設やPRセンター)が目に飛び込んで来た。油断していた! 泊原発は、ここだ! いや、原発だからどうするというこはないのだが、まったく意識していなかったのでびっくりしたな。PRセンターに行ってもしかたがないのでそのまま進むと、泊村指定有形文化財である鰊御殿とまりという看板が見えてきた。時間が早いので内部は見学できないが、行ってみると修復された旧武井家客殿、旧川村家番屋が展示されている。村が指定した有形文化財はどんなもんかなぁと思っていたが、なかなか立派なものだった。

しかし、番屋は移築したものなのだが、他家の敷地の別の用途の建物と無理矢理渡り廊下で繋げるのもどうかと思うぞ。


さて、雷電温泉か朝日温泉に行くつもりだったのだが、前日の夜は調査ができなかったため、名称以外の情報はない。圏外を走行しているうちに雷電温泉にやって来た。目当てのホテルは国道から見当たらない。そのまま進むとすぐに朝日温泉の案内の看板が見えてきた。情報はないがとりあえず温泉まで行くことにした。分かれ道に案内がなかったが右を選ぶと未舗装の狭い道だった。これは違うなと思い、少し先にちょっとした広場があったのでそこでUターンするつもりだった。大きな石というより小さな岩に気が付いたが、避ける間もなく車の底からゴツンと音がした。雑草で発見が遅れたのだ。嫌になったので朝日温泉には行かずに国道へ戻った。


岩内でようやく圏内となったので、道の駅いわないでデータをアップロードした。しかし、この道の駅は変な施設で、道の駅の建物と駐車場、さらにはトイレが別々の敷地にあるのだ。雷電温泉、朝日温泉へ行くことをまだ考えていたので、調査したが、朝日温泉は休業中であった。うーん… 結局、後戻りすることが嫌だったりで、朝の温泉はパスだ。


神威岬は素晴しかった。
このブログのタイトルは「カムイ外伝」が元ネタなので、神威と聞いて素通りすることはできない。


いやいや、本当にきれいだった。一眼レフではないので画像からは十分には伝わらないだろうが、海がきれいだった。
小学生の作文ではないので、ただ「きれいだった」では不合格かな。文章でその素晴しさを表現しなければならないな。では、敦賀から苫小牧までのフェリーの運賃 \28,000- の元は十分取った、はどうだろう?
駐車場から往復で1時間弱ほど歩かなければならない。北海道が涼しいとはいえ汗をかいたが、風が気持ち良く、なんだかうれしくなってくる。


引き続き積丹岬へ向かったが、ここはなんだかなぁ… 神威岬のあとなので期待が大きすぎたのかな。「ぼちぼちでんな」にも遠く及ばないぞ。遊歩道もそれほど楽しくなかったし。



スペース・アップルよいち

毛利衛の出身地なのは知っていたが、アップルってなんだろうと思っていた。日本で最初にりんごの栽培に成功したらしい。






ニッカウヰスキー余市蒸留所

見学を申し込んだのだが、他の客はいなくてガイドのお姉さんと2人きりであった。こちらの方が逆にプレッシャーを感じたな。そんな義務はないのだが、せっかく説明してくれているのだからと、一つのコーナーで少なくとも一つの質問をした。鋭い質問もあったと思うが、どのような質問にもすぐに答えてくれた。できるな、とその時は思ったが、嘘つかれていたとしてもわんないよね。技術についての質問への回答には嘘はないと思う。でもね、創業者の竹鶴政孝は造り酒屋の出身で現在も広島に竹鶴酒造が存続していると説明するので、誰が継いだのかと質問した。政孝は兄が家業を継がなかったため後継者となったがウイスキーの製造を学び家業は継がなかったことをパンフレットで知っていたので聞いたのだが、すぐに政孝のいとこと答えた。事実なのか、それともとっさにより蓋然性が高いと思われる回答を選んだのか、どちらにせよできる女というべきか…



宇宙の湯 余市温泉

毛利さんの実家の銭湯だが、今は別の人が経営しているらしい。温泉ではあるがたぶん循環だろうな(未確認)。2階が大衆食堂で、温泉と休憩室との間の往復の無限ループが可能だそうだ。脱衣場にはパフェの写真、あざといというべきか…


昨日のよりわかりやすいかな?