観測史上最早

テレビ朝日系のニュース番組で、アナウンサーが「しじょうさいそく」と発音しているように聞こえたが、画面には「史上最早」と表示されていた。「もはや」?
スピードのことではないので、「速」ではなく「早」だという理屈だろうが、「さいそく」と入力しても「最早」には変換されない。「さいそう」と言っていたのかもしれないと考えたが、「さいそう」でも変換されない。

検索すると「最早」は主に気象の関係で使われているようだ。

もし昔から使われているのなら辞書に採用されていても良さそうだが、いつ頃から使われているのだろう?「道浦俊彦TIME」というブログの 2013 年の記事が見つかった。https://www.ytv.co.jp/michiura/time/2013/03/post-1611.html

東京管区気象台のHPの「最早記録」「最晩記録」という言葉があったそうだ。で、気象台に問い合わせると


—  引用 ここから

「この言葉、辞書にも載っていないんですが、気象の専門家の間では、どう読むのでしょうか?」

「ああ、これは目で見て分かるようにそう書いただけで、読むときは『最も早い』と読むでしょうねえ。」

「『さいはや』とか『さいそう』とかは、読まないですか?」

「読みませんねえ・・・」

—  引用 ここまで


せいぜい 10 年くらい前のことのようだ。