納沙布岬は霧だった。日の出なんか見えない。4時過ぎだが、何人もの人が岬を訪れている。最東端の碑の前で「ここが本当に最東端なのでしょうか?」と大学生らしき青年に話し掛けている女性がいる。女性が言うとおり、周りを見渡すとここよりも出張っているように見える場所があるのだ。自分も気になっていたので、GPSで調査した。
最東端の碑の場所の近くに灯台があるのだが、そこが怪しい。
灯台の裏手、画像では真ん中の杭のあたりが立ち入ることができる範囲での最東端だ。(何かを手にして、何度も行ったり来たりして、傍から見ると怪しい行動だったと思うが…)
「本土最東端 納沙布岬」の碑が、「最東端」であることを示しているのではなく、「岬」であることを示しているのであれば嘘ではないが、この碑は灯台の前に建てるべきではないかな。
日の出を見ることができないのであれば納沙布岬にもう用はないかというと、そうではない。9時に観光物産センターが開店するのを待たなければならない。到達証明書を入手しなければならないのだ。早朝から開店している土産物屋でも購入できるが、証明書なのでできれば個人の商店ではなく、多少なりとも公的な機関に発行して欲しいのだ(値段も5倍くらい違うし)。
ブログの文章を作成したり、ウロウロしたりしているうちに、8時55分に開店したので、速攻で購入した。証明書ではあるがステッカーだったのでちょっとがっかりした。
放射線状の柱状節理だ。もっとよい状態のものがあるようだが、霧でよくわからない。
途中、ムツゴロウ王国への案内標識があったが、今もあるのだろうか?
霧多布岬も霧だ。
琵琶瀬展望台も霧だ。ここでブログを更新した。
道の駅厚岸グルメパークはほぼ満車状態だった。建物の入口付近に人が大勢いる。なんだろうと思っていると、高校野球だった。ちょうど北北海道代表がサヨナラ負けの瞬間で、溜息とか呻き声を聞くことができた。道の駅は人が多かったのでちらっと見ただけで退散した。
温泉は標茶の味幸園。焼肉屋の名前のようだが、温泉旅館である。
ここもモール泉。これくらいわかりやすい特徴があると、いかにも温泉って感じで、よいではないか。
国道391号には路面に直接「シカ事故多発」なんて書かれている。知床では鹿が車の走行する方向に突っ込むように逃げようとしたことが2回あったが、鹿って頭そんなによくないんじゃないかな。鹿との事故について注意喚起のビラに、事故を起した場合、車の修理に30万円必要と書かれていたので、鹿がいそうな場所を走る時には注意している。
釧路湿原や湖の展望所は、駐車場が分かりにくかったり、入りにくかったりで素通りしてしまった。天気もよくないし、まぁ、いいか。
釧路を通過し、白糠町へ。雨かぁ… ネットで調べると、次の日も雨のようだ。釧路をウロウロするつもりなんだが。