電波状況が悪いのでとりあえずアップロードできるだけ


道の駅しかおい−吹上温泉 吹上露天の湯駐車場 354.6km



前日にブログの更新作業をすませて早朝4時から目指したのはヌプントムラウシ温泉だ。なぜこんなに早いのかといえば、未舗装の林道を走行しなければならないため、対向車があると嫌だなぁ、という理由だ。道の駅から林道に辿り着くまでに1時間弱、ここからヌプントムラウシ温泉まで約15kmだ。気合を入れて林道を進む。道幅の広い部分があれば、もし対向車があれば最悪ここまでバックしなければならないので念の為にチェックする。しばらくすると、

「林道決壊のため通行を禁止します」ですか… 決壊ってただごとではないですね。決壊ってダムとか堤防とかのイメージなんですけど… しかし、林道の入口に表示しておいていただけるとありがたいのですが…

ありました。でも「通行止め」の字が色褪せて読めなかったし… もう少し道の中央に置いえていただければ、気がついたと思うのですが…
トムラウシ温泉の国民宿舎東大雪荘の前まで行ってみたが、未舗装路の先にある施設にしては豪華で秘湯という雰囲気でもないし、まだ6時にもなっていないので営業開始を待つのもつらい。


本日の予定をどう修正しようかのぅ… とりあえず具体的な内容は走りながら考えることにした。富良野に行くつもりだったので一応プランは考えていたが、富良野にはあまり興味がなかったので、もともとおおざっぱな計画しかないのだ。


10時過ぎに吹上露天の湯へ到着。駐車場には10台ほどの車が止まっている。ここに住み付いているのではないかと思われる車両も何台かある。駐車場から徒歩3分くらいの場所に吹上露天の湯はある。

先客は5人、2人が入浴していて、3人がちょうど服を脱いでいる最中だった。女性は1人、水着を着用している。無色透明、無臭のお湯で、温泉らしさはあまり感じられないが、雰囲気はよい。やはり露天は雰囲気が命ではあるまいか。ヌプントムラウシ温泉には行けなかったが、まぁ満足したな。


さて、次はお花畑だ。富良野にはそこらじゅうにお花畑があるのではないかと思っていたが、そういうわけではないかったな。冷静に考えれば、当然だが… ガイドブックに載っていたファーム富田の駐車場に車を止めた。ファーム富田にはやたら観光客が多く、中国語をしゃべっている人も目立つな(北海道ではどこでもそうだったが)。で、この時期はメロンが一押しらしい(隅っこでゆでとうきびも売っていたが。)。客寄せのためのお花畑であり、メロンが主でお花畑は従であるはずだが、メロンはほっといてお花畑を撮影しただけでここでの任務は完了。

次はファーム富田の近くのフラワーパーク。

お花畑はもうこれで十分だな。
北の国からロードとやらに行ったぞ。ロケ地巡りというわけだが、私は「北の国から」をほとんど見たことがない。再放送で断片的には見たことはあるが、最初から最後まで見たのは1回か2回しかないんじゃないかな。しかし、富良野では「北の国から」を無視するわけにもいかないようなので、行くことにした。


最初に拾って来た家だが、柵の内側に入るためには300円が必要だ。300円が払えないはずはないのだが、「北の国から」をほとんど見たことがないの人間にとって、拾って来た家に300円を払う価値があるのだろうか、と少し悩んだ。そもそもロケ地巡りも意味ってないよなぁ… と思えてきたのだが、そんな思いは振り払って先へ進むことにした。

麓郷の森は無料だ。やはり五郎の丸太小屋とか見てもなんの感動もないなぁ… ここにはロケに関係ない丸太小屋もあるし、ファンではない人間にはどこがポイントなのかよく分からないな。
五郎の石の家は300円。しかも駐車場からは建物をまったく見ることはできない。さぁ、次。
しかし、「北の国から」関連施設では放送開始30周年ということでなんとか盛り上げようとしているようだったが、いつもより客は多いのかな。あと、中国語をしゃべる人が何人もいたが、中国とか台湾でも放送されたのかな。


ふらのジャム園のアンパンマンショップ。2階のギャラリーは落ち着いて原画なんぞを見ることができるが、1階のショップは所狭しと商品が並べられ、泣いている子供もいるし、ちょっとクラクラしてくるぞ。ここも「北の国から」と同じで興味がないのでとっとと退散だ。

ジャムおばさんのジャム工房。試食が食べ放題だった。ジャムなんて普段ほとんど食べないのだが、36種類(だったかな?)のジャムの試食ができるので、つい手を出してしまった。小豆は餡とあまり変わらないとか、栗と南瓜では南瓜の方が栗っぽいとか、いろいろなジャムを試食できたここが富良野では一番楽しかったな。


で、駐車場の奥を進むと展望所があるので行くことにした。途中、五郎が熊と出会った場所とか、純と蛍が吹雪でどうしたこうしたとか看板があるが、わしにはよう分からんし感慨なんてないな。展望所にはお花畑もあり、天気のため眺望はよくなかったが、まぁ満足だ。
アンパンマンにもジャムにも興味はなかったので最初は行かなくてもいいかと思っていたが、行ってよかったな。

東京大学の演習林の附属の資料館。展示内容は一部のマニアのためのものだな。


吹上露天の湯へ。午前中は入浴客がいたので写真撮影が不十分だったので、もし撮影が可能であればと思って戻ってきたが、駐車車両が多いな。駐車場でしばらく様子を伺っていると、自分は入浴せずに他人が入浴しているのを見物するという人もいるようだ。岡山の砂湯でも思ったのだが、このようなギャラリーがいると落ち着かないな。見世物じゃないのだから。



吹上露天の湯のすぐ近く、十勝岳温泉 湯元凌雲閣。鉄分を含んだ赤いお湯だ。なかなかよさそうな温泉だが、ここの売りは露天風呂だな。十勝岳を望むぬる目の露天風呂は、800円の料金の内、500円くらいの価値はありそうだ。


次の日の朝に写真を撮影するために吹上露天の湯の駐車場で車中泊willcom は圏外だけど…